概要
Qoder CLI を実行するたびにセッションが作成され、その対話の完全な履歴(ユーザーの入力、Qoder の応答、ツール呼び出し)が記録されます。セッションは継続、再開、命名、分岐、クリーンアップが可能で、異なるタスク間を柔軟に切り替えたり、中断した箇所から作業を再開したりできます。
セッションはプロジェクトごとに分離して保存されます。各セッションには一意のセッション ID が割り当てられ、セッション記録はユーザー構成ディレクトリ配下のプロジェクトごとに整理されたディレクトリに保存されます(デフォルトは ~/.qoder/projects/<プロジェクト>/<session-id>.jsonl)。
新規セッション
プロジェクトルートディレクトリで qoder を直接実行すると、新しいセッションが開始され、システムによってセッション ID が自動生成されます。
/new を使用して全新のセッションを開始します。/clear は会話履歴をクリアして同様に新規セッションを開始するため、両者の効果は似ています。
セッションの命名
-n(--name)を使用して、識別しやすい表示名をセッションに設定します。
/rename を使用して現在のセッション名を変更することもできます。
セッション ID の指定
--session-id を使用して特定のセッション ID を指定すると、スクリプトや自動化フローから固定のセッションを参照しやすくなります。
継続と再開
直近セッションの継続
-c(--continue)を使用すると、現在のプロジェクトにおける直近のセッションを直接継続できます。
指定セッションの再開
-r(--resume)を使用すると、ID を指定して過去のセッションを再開できます。
qoder --resume を実行すると、セッションブラウザーが開き、一覧から再開するセッションを選択できます。インタラクティブセッションでは、/resume コマンドでもセッションブラウザーが開きます。/continue は直近のセッションを継続します。
セッションの分岐
--fork-session を使用すると、再開したセッションから新しい分岐を作成でき、元のセッションをそのまま継続するのではなく、別の方向へ進めることができます。これにより、過去の特定の時点から異なる方向性を探索しつつ、元のセッションに影響を与えずに保持できます。
/branch を使用して現在のセッションから分岐を作成することもできます。
セッションのエクスポート
/export を使用すると、現在の会話をファイルにエクスポートしたり、クリップボードにコピーしたりでき、共有、アーカイブ、または別の場所での分析に便利です。
一覧表示と削除
--list-sessions を使用して、現在利用可能なセッションを一覧表示します。
--delete-session を使用して、一覧の番号で特定のセッションを削除します。
セッションの保存場所
セッション記録は、ユーザー構成ディレクトリ配下にプロジェクトごとに分離して保存されます。
.jsonl には会話記録が、state.json にはセッション状態が保存されます。ユーザー構成ディレクトリのデフォルトは ~/.qoder で、QODER_CONFIG_DIR 環境変数によりカスタマイズ可能です。
コマンドと引数の概要
| コマンド / 引数 | 役割 |
|---|---|
qoder | 新規セッションの作成 |
-c, --continue | 直近セッションの継続 |
-r, --resume [id] | 指定セッションの再開。ID 未指定時はセッションブラウザーを開く |
-n, --name <name> | セッション表示名の設定 |
--session-id <id> | 指定したセッション ID の使用 |
--fork-session | 再開したセッションからの分岐作成 |
--list-sessions | 利用可能なセッションの一覧表示 |
--delete-session <index> | 番号によるセッションの削除 |
/new | セッション内での新規セッション開始 |
/clear | 会話履歴をクリアして新規セッションを開始 |
/rename | 現在のセッション名の変更 |
/branch | 現在のセッションからの分岐作成 |
/resume、/continue | セッションの再開 / 継続 |
/export | 現在の会話のエクスポート |