Qoder Agent SDK が正式に公開され、プロダクション品質の Agent を迅速に構築できます。
Qoder Agent SDK は、Qoder 製品群を動かしている Harness を SDK の形で公開したものです。タスク計画、ツール呼び出し、コンテキストとセッションの管理、権限制御、長期・短期メモリ。このランタイム一式を、TypeScript または Python アプリケーションに直接組み込めます。
Qoder Agent SDK は、成熟した Agent ランタイムと柔軟な接続手段を提供します。SDK を組み込むことで、自社のツール、社内データ、業務システムを Agent の実行フローに接続し、自社プロダクトの中でタスクをエンドツーエンドで完了できるプロダクション品質の Agent を得られます。
Qoder Agent SDK はアプリケーション向けの API です。Qoder CLI はタスクの計画、モデルとの通信、対象環境でのツール実行を担う Agent ランタイムです。
公開されている Qoder Agent SDK パッケージには互換性のある Qoder CLI ランタイムが同梱されているため、通常は Qoder CLI を別途セットアップする必要はありません。ランタイムを自分で管理する場合は、使用する
アプリケーションと同じ言語を選択してください。
両言語の実行可能なサンプルはクイックスタートを参照してください。
一般的な統合は次の 4 つの部分で構成されます。
各言語の API の対応関係は SDK リファレンスを参照してください。一部の機能は片方の言語のみで提供されており、言語間の差分にまとめられています。
Agent は環境に実際の変更を加えます。作業ディレクトリ、ツール、認証情報、権限ポリシーは、アプリケーションのセキュリティ境界の一部です。
何を構築できるか
Qoder Agent SDK は、成熟した Agent ランタイムと柔軟な接続手段を提供します。SDK を組み込むことで、自社のツール、社内データ、業務システムを Agent の実行フローに接続し、自社プロダクトの中でタスクをエンドツーエンドで完了できるプロダクション品質の Agent を得られます。
| Agent の形態 | 代表的な用途 |
|---|---|
| コーディング Agent | IDE や自社開発ツールに組み込み、リポジトリ全体を把握した上でコードを書き、バグを修正し、テストを実行する。開発者は結果をレビューするだけ |
| ターミナル Agent | サーバーに入って本番障害を調査し、設定を一括変更し、運用スクリプトを実行する。危険なコマンドは人の承認に回す |
| オフィス Agent | 複数の社内システムからデータを集めて週報をまとめ、表を整理し、社内テンプレートに沿った文書を、そのまま使えるファイルとして仕上げる |
| 開発パイプライン統合 | CI 内で失敗したテストを修正し、ドキュメントを補完し、すべてのコミットをレビューする。読み取り専用で実行し、終わったら終了する |
| 業種特化 Agent | 金融や医療など、特定業種向けの専用アシスタント。業務システムと固有データに接続し、コンプライアンスの範囲内で専門作業を完了する |
Qoder Agent SDK と Qoder CLI の役割
Qoder Agent SDK はアプリケーション向けの API です。Qoder CLI はタスクの計画、モデルとの通信、対象環境でのツール実行を担う Agent ランタイムです。
qodercli 実行ファイルのパスを指定できます。
起動処理、通信、Agent ループの詳細は、動作の仕組みを参照してください。
SDK を選ぶ
アプリケーションと同じ言語を選択してください。
| TypeScript | Python | |
|---|---|---|
| パッケージ | @qoder-ai/qoder-agent-sdk | qoder-agent-sdk |
| 実行要件 | Node.js 18+ | Python 3.10+ |
| 単発タスク | query() | query() |
| 複数ターンのセッション | query() に非同期メッセージストリームを渡す | QoderSDKClient |
| 出力 | 型付き非同期メッセージストリーム | 型付きメッセージオブジェクトの非同期ストリーム |
統合の流れ
一般的な統合は次の 4 つの部分で構成されます。
- タスクを記述する。 プロンプトを送信し、必要に応じて作業ディレクトリ、モデル、システムプロンプト、ターン上限を設定します。
- 境界を定める。 使用可能なツールと権限モードを選び、アプリケーション側の承認が必要な操作はコールバックで判断を委ねます。
- メッセージストリームを処理する。 モデルの応答、ツールの動作、進捗イベント、最終的な
resultメッセージを処理します。 - 必要に応じてセッションを制御する。 長時間動作する統合では、メッセージの追加、実行の中断、一部のランタイム設定の変更、セッション状態の取得ができます。
query() に文字列を渡します。次のターンの入力が前のターンの出力に依存する場合は、入力モードの各言語向けの複数ターン形式を使用してください。
設定可能な機能
| 機能分類 | 含まれる内容 |
|---|---|
| 入力と出力 | 単発または複数ターンの入力、画像入力、構造化メッセージ、逐次ストリーミングイベント |
| ツール | 組み込みのファイル・コマンドツール、カスタムツール、外部またはインプロセス MCP サーバー |
| Agent の振る舞い | システムプロンプトと出力スタイル、モデル、Skills、プラグイン、再利用可能な Agent 定義、サブ Agent |
| 安全性と制御 | ツールの許可リスト、権限モード、承認コールバック、Hooks、中断、ターン上限 |
| コードセキュリティ | Agent 自身の変更に対する静的チェック、およびリポジトリ単位の軽量スキャンと詳細スキャン |
| メモリ | ネイティブのユーザー単位・プロジェクト単位メモリ、またはアプリケーションによる生成と読み込みの制御 (TypeScript のみ) |
| セッション管理 | 作業ディレクトリ、永続セッション、再開とフォーク、チェックポイント、外部セッションストレージ、使用量とコンテキスト情報 |
| タスク実行 | バックグラウンドタスク、タスクの一覧とキャンセル、個別タスクの中断 |
| 設定 | インライン設定、ファイルシステム上の設定ソース、解決済み設定の確認 |
実行境界
Agent は環境に実際の変更を加えます。作業ディレクトリ、ツール、認証情報、権限ポリシーは、アプリケーションのセキュリティ境界の一部です。
- SDK と Qoder CLI の間は既定でローカル通信ですが、Qoder CLI は Qoder モデルサービスにアクセスし、プロンプトと推論に必要なコンテキストがそのサービスに送信されます。
- ファイルの書き込みとコマンドの実行は、Qoder CLI が動作している環境で行われます。
cwdは明示的に設定し、実行可能な操作は権限制御で絞り込んでください。 - モデルがファイルを直接読み書きしたり、コマンドを実行することはありません。ツール呼び出しを要求するだけで、Qoder CLI が設定されたポリシーに従って検証し実行します。
- 権限チェックを省略するモードは、外部で隔離手段が確保された環境にのみ適します。
次のステップ
- クイックスタート —— インストール、認証、最初のタスクの実行
- 動作の仕組み —— SDK の通信方式と Qoder CLI の Agent ループ
- 権限制御 —— ツールへのアクセスと承認の制御
- SDK リファレンス —— TypeScript と Python の API

