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クイックスタート

概要

Qoder Agent SDK が正式に公開され、プロダクション品質の Agent を迅速に構築できます。

Qoder Agent SDK は、Qoder 製品群を動かしている Harness を SDK の形で公開したものです。タスク計画、ツール呼び出し、コンテキストとセッションの管理、権限制御、長期・短期メモリ。このランタイム一式を、TypeScript または Python アプリケーションに直接組み込めます。

何を構築できるか

Qoder Agent SDK は、成熟した Agent ランタイムと柔軟な接続手段を提供します。SDK を組み込むことで、自社のツール、社内データ、業務システムを Agent の実行フローに接続し、自社プロダクトの中でタスクをエンドツーエンドで完了できるプロダクション品質の Agent を得られます。
Agent の形態代表的な用途
コーディング AgentIDE や自社開発ツールに組み込み、リポジトリ全体を把握した上でコードを書き、バグを修正し、テストを実行する。開発者は結果をレビューするだけ
ターミナル Agentサーバーに入って本番障害を調査し、設定を一括変更し、運用スクリプトを実行する。危険なコマンドは人の承認に回す
オフィス Agent複数の社内システムからデータを集めて週報をまとめ、表を整理し、社内テンプレートに沿った文書を、そのまま使えるファイルとして仕上げる
開発パイプライン統合CI 内で失敗したテストを修正し、ドキュメントを補完し、すべてのコミットをレビューする。読み取り専用で実行し、終わったら終了する
業種特化 Agent金融や医療など、特定業種向けの専用アシスタント。業務システムと固有データに接続し、コンプライアンスの範囲内で専門作業を完了する

Qoder Agent SDK と Qoder CLI の役割

Qoder Agent SDK はアプリケーション向けの API です。Qoder CLI はタスクの計画、モデルとの通信、対象環境でのツール実行を担う Agent ランタイムです。
TypeScript または Python アプリケーション
                 |
                 |  Qoder Agent SDK
                 |  タスク、オプション、イベント、制御指示
                 v
              qodercli
                 |
                 +-- Qoder モデルサービス
                 +-- ファイル、コマンド、MCP ツール、サブ Agent
公開されている Qoder Agent SDK パッケージには互換性のある Qoder CLI ランタイムが同梱されているため、通常は Qoder CLI を別途セットアップする必要はありません。ランタイムを自分で管理する場合は、使用する qodercli 実行ファイルのパスを指定できます。 起動処理、通信、Agent ループの詳細は、動作の仕組みを参照してください。

SDK を選ぶ

アプリケーションと同じ言語を選択してください。
TypeScriptPython
パッケージ@qoder-ai/qoder-agent-sdkqoder-agent-sdk
実行要件Node.js 18+Python 3.10+
単発タスクquery()query()
複数ターンのセッションquery() に非同期メッセージストリームを渡すQoderSDKClient
出力型付き非同期メッセージストリーム型付きメッセージオブジェクトの非同期ストリーム
npm install @qoder-ai/qoder-agent-sdk
両言語の実行可能なサンプルはクイックスタートを参照してください。

統合の流れ

一般的な統合は次の 4 つの部分で構成されます。
  1. タスクを記述する。 プロンプトを送信し、必要に応じて作業ディレクトリ、モデル、システムプロンプト、ターン上限を設定します。
  2. 境界を定める。 使用可能なツールと権限モードを選び、アプリケーション側の承認が必要な操作はコールバックで判断を委ねます。
  3. メッセージストリームを処理する。 モデルの応答、ツールの動作、進捗イベント、最終的な result メッセージを処理します。
  4. 必要に応じてセッションを制御する。 長時間動作する統合では、メッセージの追加、実行の中断、一部のランタイム設定の変更、セッション状態の取得ができます。
単発タスクでは query() に文字列を渡します。次のターンの入力が前のターンの出力に依存する場合は、入力モードの各言語向けの複数ターン形式を使用してください。

設定可能な機能

機能分類含まれる内容
入力と出力単発または複数ターンの入力、画像入力、構造化メッセージ、逐次ストリーミングイベント
ツール組み込みのファイル・コマンドツール、カスタムツール、外部またはインプロセス MCP サーバー
Agent の振る舞いシステムプロンプトと出力スタイル、モデル、Skills、プラグイン、再利用可能な Agent 定義、サブ Agent
安全性と制御ツールの許可リスト、権限モード、承認コールバック、Hooks、中断、ターン上限
コードセキュリティAgent 自身の変更に対する静的チェック、およびリポジトリ単位の軽量スキャンと詳細スキャン
メモリネイティブのユーザー単位・プロジェクト単位メモリ、またはアプリケーションによる生成と読み込みの制御 (TypeScript のみ)
セッション管理作業ディレクトリ、永続セッション、再開とフォーク、チェックポイント、外部セッションストレージ、使用量とコンテキスト情報
タスク実行バックグラウンドタスク、タスクの一覧とキャンセル、個別タスクの中断
設定インライン設定、ファイルシステム上の設定ソース、解決済み設定の確認
各言語の API の対応関係は SDK リファレンスを参照してください。一部の機能は片方の言語のみで提供されており、言語間の差分にまとめられています。

実行境界

Agent は環境に実際の変更を加えます。作業ディレクトリ、ツール、認証情報、権限ポリシーは、アプリケーションのセキュリティ境界の一部です。
  • SDK と Qoder CLI の間は既定でローカル通信ですが、Qoder CLI は Qoder モデルサービスにアクセスし、プロンプトと推論に必要なコンテキストがそのサービスに送信されます。
  • ファイルの書き込みとコマンドの実行は、Qoder CLI が動作している環境で行われます。cwd は明示的に設定し、実行可能な操作は権限制御で絞り込んでください。
  • モデルがファイルを直接読み書きしたり、コマンドを実行することはありません。ツール呼び出しを要求するだけで、Qoder CLI が設定されたポリシーに従って検証し実行します。
  • 権限チェックを省略するモードは、外部で隔離手段が確保された環境にのみ適します。

次のステップ