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# 事例十六：法律分析 Skill の作成

## シナリオ

高橋弁護士は某法律事務所のシニアパートナーで、商事紛争を 20 年以上専門としています。独自の案件分析フレームワークを持っています。新しい案件資料を受け取ったら、まず時系列を整理し、争点を特定し、証拠の強さを評価し、訴訟戦略を立てる流れです。

課題は、この方法論が頭の中にしかないことです。新しい案件ごとに最初から同じフローを踏み、後輩に伝えるときも経験を標準化して共有しづらい状況でした。この方法論を再利用可能なツールにしたいと考えていました。

## ファイル準備

高橋弁護士は案件ごとにフォルダを整理しました。

```plaintext theme={null}
デスクトップ/案件-山田契約紛争/
├── 訴状.docx
├── 契約書原本スキャン.pdf
├── 補足契約.pdf
├── メール・チャット記録/
│   ├── 2024-01-チャット記録.png
│  ├── 2024-03-チャット記録.png
│  └── ...
├── 銀行振込証明.pdf
└── 相手方弁護士からの通知.pdf
```

## 操作手順

<Steps>
  <Step title="案件フォルダを選択">
    案件フォルダを「Work in a Folder」で選択します。
  </Step>

  <Step title="分析フレームに沿って依頼">
    QoderWork に自分の分析フレームに沿った処理を依頼します。
  </Step>
</Steps>

## プロンプト例

```plaintext theme={null}
フォルダ内のすべての案件資料を読み込み、以下のフレームで分析してください：
1. 案件時系列：すべての事象の時点を整理し、時系列で並べる
2. 争点の特定：本案の核心争点を列挙（契約効力、債務不履行の認定、損害算定など）
3. 証拠分析：
   - 各争点について、当方に有利な証拠と相手方の反論の可能性を列挙
   - 証拠の強さ（強/中/弱）を評価
   - 証拠の穴と補強の方向性を指摘
4. 訴訟戦略の提案：主攻めの方向、代替案、リスクの注意点
5. 案件分析レポート（Word 形式）を生成
```

## Skill 化

分析結果に満足したら、QoderWork にこの分析フローを Skill としてパッケージ化するよう依頼します。

```plaintext theme={null}
先ほどの案件分析フローを Skill としてパッケージ化し、「商事紛争案件分析」と命名してください：
- 入力：案件資料フォルダ
- 出力：時系列＋争点＋証拠分析＋訴訟戦略レポート
- 分析フレームは固定、内容は各案件の資料に応じて動的に生成
```

これにより、若手弁護士も案件フォルダを選択して Skill を実行すれば分析レポートの初稿を得られ、高橋弁護士がレビュー・修正する形で活用できます。

## 主要成果

| 項目          | 内容                         |
| ----------- | -------------------------- |
| 経験の Skill 化 | 20 年の実務経験を Skill として再利用可能に |
| チーム活用       | 新人でも高品質な分析フレームを出力可能        |
| 適用例         | 法務分野の専門シーンでの深い活用           |

## 活用のコツ

この事例のポイントは、**Skill で専門経験をパッケージ化し、「頭の中の方法論」を再利用可能なツールにすること**です。高橋弁護士は、まずプロンプトで分析フレーム（時系列→争点→証拠→訴訟戦略）を明確に書き、QoderWork にそのフローで実行させました。結果に満足したら、**create-skill** で「商事紛争案件分析」Skill としてパッケージ化し、入力（案件資料フォルダ）と出力（分析レポート）を定義しました。Skill 化により、若手が案件フォルダを選んで Skill を実行するだけで標準的な分析レポートが得られ、高橋弁護士がレビューする体制が整いました。
